このサイトにアクセスしてくれたという事は「ユーチューバーになりたい」もしくは関心があるという人が多いのではないだろうか。
ただ漠然と「ユーチューバーって面白そう」「自分にも出来るかな」と考えてる人も生活の糧として収入を得ようと考えてる人も最初に読破してほしいことをこのページにまとめたので目を通してほしい。
この記事は長いが、この記事を最後まで読み終えることがユーチューバー活動としての第一歩になることを願う。
この記事はこんな人に読んでほしい
- 漠然とユーチューバーになることに関心・興味がある
- 生活できるくらいの収入・収益になるか気になる
- YouTubeの将来性や世間体が気になる
既に動画投稿を開始していて1円でも収益をあげているような人には物足りないだろう。
読み飛ばしていただいて構わない。
記事を書いた人
この記事の執筆を担当しているKANだ。
マーケティング関連の会社をやっている。
ガッカリするかもしれないが私自身はユーチューバーでは無い。
ただ、私の妻がユーチューバーとして活動し、私は職場で培ったマーケティングの知識を活かしバックアップやマネジメントを行っている。
ユーチューバーの演者としての活動は皆無だが、妻のチャンネルを通してユーチューバー側の事情も少しは把握している。
ユーチューバーになるには
まずユーチューバーという言葉の解釈にもよるが、ユーチューバーに特別な資格も必要無いし誰でもなれるものだ。
機材もスマホ1台とインターネット環境、Googleアカウントさえあればスタートできるので特別な設備投資も必要ない。
ブロガーなどとは違ってサーバーの知識も必要なければドメイン名を取得する必要も無い。
資金的にも時間的にも技術的にも参入障壁は低いと言えるだろう。
なので、ここでは「ユーチューバーになる」という事を、「ユーチューバーで収入を得られる」というように考えていこうと思う。
職業ランキングから見るユーチューバーという仕事
以下からユーチューバーのなり方について解説をしていくが、ユーチューバーというのが職業としてどのような位置づけなのか見ていくことにする。
日本FP協会調べ https://www.jafp.or.jp/personal_finance/yume/syokugyo/files/ranking.pdf
日本FP協会の調査によると、2017年度・2018年度の男子児童のなりたい職業ランキングの上位に連ねている。
もはや警察官やスポーツ選手を差し置いての人気ぶりで、小中学生はもちろん若年層に広く認知されていることが分かる。
また、学研ホールディングスが行った調査によると2018年度では小学生のなりたい職業ランキングで3位になっていることからも同様に人気ぶりがうかがえる結果となった。
一番気になるユーチューバーの「お金の話」
ユーチューバーになろうか迷っている際に最初に思い浮かぶのはやはり再生されるかという不安、もっと言えば「お金を稼ぐことか出来るか」という不安だろう。
趣味で動画投稿を行う分には何の不安も無いだろうが、専業あるいは副業で動画投稿を始めようと思っている人には気になるポイントであると思う。
しかし、YouTubeでお金を稼ぐという事は知っていても、具体的にどのように収益が発生するのかわかっている人は案外少ないだろう。
まずはYouTubeでお金が発生する基本的な仕組みを理解しておこう。
ユーチューバーが広告収入を得る仕組み
ユーチューバーが広告収入を得るイメージがしやすいのは「YouTubeパートナープログラム(YPP)」ではないだろうか。
これはよく言われる「1再生0.1円」だとか「1再生0.5円」だとか言われているアレだ。
ブロガーであればGoogleアドセンスでブログにバナーなどを掲載してクリックされるたびに数円~数百円が支払われるように、動画内でも広告が表示されたり、クリックされることで収益が発生する。
YPPを開始するには一定の条件や審査が必要になるのでハードルがあるものの、安定した再生回数を維持できていれば収益化が可能となる。
もちろん、広告掲載の規約やポリシー変更により収益が増減してしまうケースもあるので動画の内容には常に注意したい。
企業案件の仕組み
企業などの商品を売りたい人がターゲットに合ったユーチューバーに商品の紹介を依頼するというものだ。
提携動画の表現方法は様々で正々堂々「提供」と表示して広告をする場合もあるが、中にはスポンサーがいる事をを隠して「ステマ」のように商品紹介をする場合もある。
テレビ番組なんかも基本的には似たような構造だ。
化粧品やレシピなど何らかのジャンルに特化したユーチューバーはこのような企業案件を獲得しやすい傾向にある。
後述するユーチューバー事務所などでは企業案件を獲得~契約まで行って所属ユーチューバーに依頼する場合もある。
広告単価も様々だが、基本的にはチャンネル登録者数によって料金が決定される。
企業案件はジャンルにもよるが基本的にはそれなりの知名度が必要だと理解しておこう。
集客チャネルの一つとしてのYouTube
YouTube単体で収益を得る2つの方法を説明してきたが、YouTube自体は集客チャネルとして扱いキャッシュポイントは別の場所で行うという考え方もある。
YouTubeをファンの囲い込みに利用したり、ブランディングに役立てることも可能だ。
例えば、YouTube動画から自身のブログサイトなどに誘導してメルマガ登録を促す等、動画では直接的にお金を稼がなくても収益化するアイデアはいくらでもあるだろう。
ただし、YouTubeでも収益化については利用規約で厳しく取り締まっているので必ずユーチューブの利用規約内で行いたい。
イベント・グッズ販売
有名人気チャンネルになってからになるが、イベント・グッズ販売で収益化を図ることも可能だ。
イベントも規模によるが、オフ会のような小規模なものからアイドル顔負けの大規模なイベントまで様々だ。
大規模なイベントとなるとスポンサーやユーチューバー事務所を経由したほうが現実的なのかもしれない。
一方でグッズ販売だが、これは思いのほか敷居が低い。
どこで流通させるかなどによっても変わるがTシャツやカバン、ちょっとしたグッズやノベルティであれば低価格で簡単に作れる環境がネットでは普及している。
中には無在庫(注文が入った分だけ発注)で販売できるサービスも存在するからリスクはゼロに近いケースもある。
販売するプラットフォームもBASEやSTORES.JPなど最短で数分程度で用意できてしまう。
このようにYouTubeを活用したビジネスはスタートするのは簡単な分、コンテンツの価値がより重要になってくるのかもしれない。
頑張った分の「お給料」など出ない
お金がすべてでは無かったとしても、収益を少しでも考えるユーチューバーを目指すのならば、あらかじめ考えておきたいことがある。
それは会社員のように1時間働いたら〇〇〇〇円という時給制では無いという事だ。
そんなことわかってると聞こえてきそうだが、これがやってみると想像以上に精神的に厳しいものだ。
時給0円以下で何十時間も作業しなくてはならない。
極めつけに何十時間、何百時間働いても収益化できるとも限らないわけだ。
逆を言えばしっかりとマーケティングやリサーチを行えば少ない労働力でも収益化できるかもしれない。
初心者動画クリエイターにありがちなのは、「動画編集を上手にやれば人気になる」という誤った考え方だ。
動画の編集が上手に越したことは無いが、本質的に大事なのはそこでは無くやはりマーケティングに尽きるだろう。
マーケティング次第でどのような動画になるか決定するからだ。
サラリーマン根性で動画投稿と向き合うと挫折する確率が高まるのでマインドを切り替えることをお勧めする。
今言ったことは多くのビジネスにも通ずる考え方で、時給0円以下に耐えられない人は自分で事業をするべきでは無いと思う。
サラリーマンであれば入社初日にタイムカードを押した瞬間に給料が発生するが、自分でビジネスを行う起業家はどれほど優秀でもスタート時にお金を稼ぐことは不可能に近い。
動画投稿と起業は違うかもしれないが、少しでも収益を意識するならおさえておきたいポイントだ。
食べていくには「継続」と「ターゲティング」がポイント
動画マーケティングのすべてをここでは書ききれないが、初心者向けに要点だけ説明する。
大事なポイントの一つ目は「ターゲティング」だ。
どのような人をターゲットにする(リスナーにする)かという事を意識して動画の内容を決定することが重要だ。
これは動画のジャンルを絞れば絞るほど専門性も高まりユーチューブ内でのSEO対策にも有利になる。
例えば「釣り」のユーチューバーはライバルも多く勝てなかったとしても「ルアー」を紹介する専門チャンネルを立ち上げればそのニッチさからも第一人者のポジション取りが出来るかもしれない。
(ニッチすぎてニーズが0ではダメ)
例)
- 料理チャンネルでは無く『タイ料理専門チャンネル』
- 旅行チャンネルでは無く『鉄道旅行専門チャンネル』
- 観葉植物チャンネルでは無く『ハイドロカルチャー専門チャンネル』
あくまでも例だがこのような視点で専門性を出すほうが局地戦で小さな勝利を積み上げることが出来る。
まずは小さい勝利を経験することが大事だ。
ジャンルに沿ったターゲティングを考える際は出来る限り細かく人物像を想定しよう(ペルソナ設計)。
出来れば知っている人や家族、友人の中の具体的な誰かを想定しても良いだろう。
もう一つのポイントは「継続」だ。
継続しただけで勝てるほど甘くは無いが、それでも継続の力は偉大だ。
動画を毎日更新!のように無謀な更新目標を立てずに確実にクリアできるような継続目標を立てるほうが挫折や負担が少なく済むだろう。
ジャンルにもよって様々だが初心者ユーチューバーは10分以下の動画であれば週に1~2本の更新頻度を達成できれば良い方だろう。
月に一回だったとしても不定期よりはマシだ。
YouTube内でのSEOの面でもリピーター確保の面でも定期的に更新するすることはアクティブであると判断されるためデメリットが無い有効な手法と言えるだろう。
(コピペだけのスパム動画はいくら更新してもトータルでマイナスだ)
「副業でユーチューバーになる」という選択肢
YouTubeで食べていく。
とまでは意気込まなくても、副業でお小遣い稼ぎレベルでやりたいというニーズも少なくないと思う。
会社員をやりながら夜や休日にユーチューバー活動をするというやり方だが、低リスクである点はお勧めしたいが気持ちの面で中途半端になりがちという懸念もある。
実際に私も「起業準備中」の頃は何をやっても無責任で中途半端だった。
生活をかけて事業に取り組んで痛みも知ってその先に初めて僅かな収益が生まれたものだ。
安易に独立などとは言えないが、中途半端にならないようある程度ルールを作って自分を律するならば「副業でユーチューバー」というのも有力な候補だ。
ユーチューバーの辛い面も知っておくべき
視聴者としてYouTubeを観ていると和気あいあいとしていて自由で楽しそうな印象しか持たないかもしれない。
しかし、実際には見えている以上に地味な作業も多く、パソコンに向かっている時間も長時間だ。
また、会社員のように会社に守られているという事も無いから常に不安との闘いだろう。
ある程度収益化出来て何とか食べていけるレベルのユーチューバーであってもこのような不安は消えないのだろうと思う。
また、顔や自宅を出す場合のチャンネルであればプライベートの切り売りにもなるため、いたずらや嫌がらせの対象になってしまうケースも想定できる。
(もちろん、人気になってから、、、の悩みだが)
YouTubeの将来性はあるのか
スケール感が大きすぎてパッとしないかもしれないがYouTube(動画)市場全体として見ていこう。
techcrunch.comの資料によると動画広告市場は5年で4倍という伸び方をしていることからも分かるように2020年にピークを迎える可能性があり、市場全体として見ても成長市場であることが見て取れる。
CA Young Labとデジタルインファクト行った国内ユーチューバー市場動向調査でも同様に成長している。
ユーチューバー事務所のUUUMがマザーズ上場したことや、若者のテレビ離れ、携帯電話の5Gの到来などユーチューバー市場を盛り上げる要素はいくつでも挙げることが出来るほどだ。
現時点で思いつく潜在的なリスク要素はYouTubeの規約変更のたびに振り回されるという事くらいだろうか。
ユーチューバーになるための初期費用と機材
ユーチューバー活動をスタートするにあたって必要な初期投資について考えていこう。
正直なところiPhoneをはじめとした現時点(2019年)のスマートフォンの性能を考えれば、結論として初期投資はスマートフォン1台だけで問題ないだろう。
スマホはユーチューバーでなくとも所有していると思うので、基本買い足すべきものは無い。
最低限スマホ1台でスタートできるユーチューバーだが、ここでは一歩進んで必要な機材について考えていく。
よって、必須な機材では無いことを念頭に置いて読み進めてほしい。
カメラ
必須度:★★☆☆☆(2)
想定予算:3万円台~
カメラ・ビデオカメラはスマホの進化によって必須機材とは言えなくなった。
しかしながら、本格的な動画投稿を考える人にとっては言うまでも無く必須だ。
ミラーレス一眼レフのような写真撮影がメインのカメラでも動画撮影は可能なのでミラーレス一眼カメラを選択するユーチューバーは多いようだ。
一方ビデオカメラはその名の通り動画撮影に適しているのでYouTubeに適していることは言うまでもない。
価格に関してはミラーレス一眼・ビデオカメラ共に最低でも3万円と考えておこう。
可能であれば6~8万円クラスだとかなり品質も良く、使い勝手も良いと思う。
我が家の場合はソニーの「FDR-AX45」を購入したが、我が家の用途では多少オーバースペックだったかなと思う。
価格もヨドバシカメラ購入時は9万円ほどだった。
もちろんカメラそのものは大いに満足している。
海外・国内旅行でも3回持ち歩き撮影に使用した。
「FDR-AX45」の詳しい使用感は機械を改めてまた記事化していこうと思う。
パソコン
必須度:★★★★☆(4)
想定予算:10万円台~
スマホ1台で撮影、スマホアプリで編集、YouTubeアプリで公開…とすべての工程を賄うことは可能だが、やはりパソコンやMacがあると大きな画面で作業もしやすい。
スマホだとストレージの問題もあるため動画素材を保存しておくことに不便を感じるだろう。
パソコンやMacがあれば動画素材の保存もより高度な動画編集も出来る。
問題はどの機種を選ぶかだ。
パソコンのスペックについて知識があるという人はじっくり予算と相談しながら考えればよいと思う。
それほど知識が無い人はズバリオススメするとすればMacだ。
Macの中にもグレードはあるものの、現行機種なら大失敗することはあまり無いと思う。
- 容量は256GB以上
- メモリは8GB以上
詳しいことはこのページでは触れないが上記の基準で選ぶことをお勧めする。
上記基準を満たしていればデスクトップ型でもラップトップ(ノートPC)でも構わない。
Macを推奨する理由としてFinalCutProやiMovieなどのソフトが使えるという点もある。
動画編集ソフト
必須度:★★★☆☆(3)
想定予算:無料~
編集ソフトも初心者ユーチューバーを悩ませるネタの一つだ。
iPhoneやiPadユーザーなら無料で使えるアプリ「iMovie(アイムービー)」でもそれなりのビデオ作品は作れてしまう。
もしアプリで済ませてしまう場合はPCも動画編集ソフトも用意しなくてよいことになる。
ただ、この方法は実際に試したことがあるのだが、目と肩が非常に疲れる(笑)ため素直にパソコンで制作することを推奨する。
動画編集ソフトの有名どころは
- iMovie(無料/アイムービー)
- Final Cut Pro(有料/ファイナルカットプロ)
- Adobe Premiere Pro(有料/アドビプレミアプロ)
この辺りと言える。
筆者が推奨するソフトはこうだ。
まずiMovieで動画編集に慣れる。
↓
物足りなく感じてきたらFinal Cut Proに移行する。
iMovieの上位互換ソフトがFinal Cut Proなので、スムーズに移行できるのがうれしいポイントと言える。
Final Cut Proの価格は¥34,800で購入前に30日間のトライアルがあるので、自分に合っているかチェックすることが可能だ。
音源・音楽素材・画像素材・フォント
必須度:★☆☆☆☆(1)
想定予算:無料~
楽しい音源や動画の素材、画像やフォント素材はどうするのかという心配があるかもしれないが、心配無用。
フリーで商用利用OKな素材サイトは日本国内だけでも多くある。
商用利用OKなフリー音楽素材サイトの有名どころをピックアップしておいたので、チェックしてみると良いだろう。
他にもサイトがあるのだが、この2サイトだけでも十分使いきれないほどの素材が配布されている。
商用利用OKなフリー音楽素材サイト(日本語サイト)
フォントに関してもGoogleで「フリーフォント」と検索するだけで数多く出てくる。
ただし、すべての素材は利用規約やライセンスをよく読んでから使うように心がけたい。
ユーチューバー事務所・MCNについて
ユーチューバー事務所・MCNについて検討するのはまだ早いとは思うが、知識としてはおさえておきたいところだ。
MCNとはマルチチャンネルネットワークと言い、営業代行、コンサルティング、提携、収益化、著作権管理などを行うサービスプロバイダのことだ。
YouTubeクリエイターにとってMCNへの加入は選択肢の一つとなるが、メジャーな事務所からマイナーな事務所まで多くが存在し、その情報もまだまだ不足している状態なのでしっかりとリサーチしたうえで加入を決めるべきだ。
以下では比較的名前は知られた有名どころのMCNについて触れていこう。
UUUM(ウーム)
2018年時点でのユーチューバー事務所の勢力図を見る限りUUUMの一強と言える状況かも知れない。
有名ユーチューバーの多くが所属していて代表的なユーチューバーは、
- HIKAKIN
- はじめしゃちょー
- SEIKIN
- 瀬戸弘司
- PDS株式会社
- 木下ゆうか
- Kazu
などまだまだいる。
多種多様なユーチューバーが4300名以上所属しているUUUMはアプリをリリースしたり、グッズ販売と活動の領域も広い。
ファウンダー/最高顧問にHIKAKINさん、顧問にジェットダイスケさんがいる事でも有名。
今後YouTube市場の盛り上がりに比例して目立ってくること間違いなしのユーチューバー事務所なので動向に注目していたい。
社名:UUUM(ウーム)株式会社
資本金:6億3886万円
代表者:鎌田和樹
VAZ(バズ)
VAZも有名ユーチューバーを抱える二番手と言えるユーチューバー事務所だ。
所属ユーチューバーは、
- スカイピース
- まあたそ
- 禁断ボーイズ
などだ。
若者向けのクリエイターが集まったという印象を受ける。
ユーチューバーに限らず、SNS(インスタ・ツイッター)での活動をメインとする人も所属している。
株式会社VAZはインフルエンサーマーケティングなどを得意とする会社で今後ますます成長が期待されるユーチューバー事務所の一つだ。
その反面、炎上騒動などもあった事務所でもある。
社名:株式会社VAZ
資本金:1,278,316,080円(資本剰余金含む)
代表者:森 泰輝
Kiii(キー)
ユーチューバーのマネジメント、育成、プロモーションなどを行うユーチューバー事務所だ。
設立したばかりの事務所ではあるがその知名度はかなりの勢いで広がっているように思える。
もしかするとUUUMと双璧をなすYouTube事務所まで一気に駆け上がるのかもしれない。
所属ユーチューバーはラファエル、ブライアン、へキトラハウスなどだ。
社名:株式会社Kiii
資本金:3,000万円
代表者:高田樹
E-DGE(エッジ)
デカキンなどをはじめとした中堅ユーチューバーが所属しており、「有名ユーチューバー」が所属している印象はあまり無いが事務所としての知名度はそれなりにあると考えられる。
ユーチューバーに限らず、様々なメディア媒体に展開しているのでユーチューバー事務所というよりインフルエンサーのための事務所という印象だ。
社名:株式会社BitStar
資本金:4億7000万円 (資本準備金含む)
代表者:渡邉 拓
ガジェクリ
ガジェット系有名メディアのガジェット通信によるMCNで「ゲーム実況」に特化しているという特徴がある。
ゲーム実況も今後さらに過熱すると言われているジャンルなので、ガジェクリの動向には注目が集まります。
ユーチューバー事務所に加入する必要性
ユーチューバー事務所に入るか入らないかはチャンネル登録者が1000人を超えてきたあたりで検討すればよいだろう。
あまりにも登録者数も再生回数も少ないのに加入してもほとんど恩恵は得られないし、事務所に悩むよりも1本でも多く動画投稿を行うべきだろう。
現在のユーチューバー事務所はいわゆるインフルエンサーやエンタメ等、芸能人に特化した印象を受けるが、今後のYouTubeにはおそらくもっと広いジャンルでの参入者が増えてくると思われる。
やはり、事務所の力うんぬんの前に「価値」のある動画制作のスキルを磨くのが先決だろう。
あとがき
私自身ユーチューバーとしてコンテンツ発信をしてるわけでも何でもないが、成功しているユーチューバーに共通する特徴として圧倒的なコンテンツの量を生産しているという特徴がある。
語弊があるが「質」ではなさそうだ。
成功者の条件として「継続して手を動かし続ける」というのはかつてブログが一大ブームになった時の雰囲気に似ている気がする。
企業も個人も先行者利益を得ようとせっせとYouTubeに参入している中でインターネットコンテンツの在り方は大きく変動するかもしれない。
だからこそこれから求められるスキルは動画編集でも無く、記事ライティングでも無く、SEO対策でも無く、「面白いコンテンツ」なのかもしれない。